Kai power
KP61スターレット 製作ストーリー

Vol.2  7K改ブロック製作
4Kと7Kの違い・ブロック編

さて、いよいよ一番の難関のブロック制作に突入です。
見ての通り、腰下に関しては、ブロック、ピストン、コンロッド、クランクが主なパーツ。あと、チェーン、ギャ、OILポンプ、メタルなど、なんじゃかんじゃ組み付けます。
ブロック洗浄、バリ取り加工、ホーニング加工、デッキ摺り合わせ済みです。カラーはブルーメタにペイント〜!!以下の画像で、4Kと7Kの違いを紹介します。皆さん、ご参考に。

さて第一問 4Kクランクと少し異なる・・・? ウフフ。気づきました?(答えは下の方にあります)

まず、ブロックデッキ部です。
7KにはOIL漏れ防止のためなのか、3ヶ所ヘッドとブロックを追加ボルトにて接続しています。(画像上部)
4Kヘッドを使用する場合は、無視して問題有りません。7Kヘッド使用する場合は、ヘッドG/Kに穴明け加工要ですね。(4K/5KヘッドG/K使用の場合)
ノーマルG/K使用なら7K用で良いのですが、メタルタイプG/Kの場合は、少し難ですね。(外品メーカー7K用なしおちゃん!!)

ブロック内部、クランク逃げ加工ヶ所です。
やはりロングストロークなのでブロック内部いっぱいいっぱいクランクがグルグル回転します。かつての2TG 2LL仕様以上に目一杯ですね。特に壁面部はコンロッドとのクリアランスは5mm〜10mmほどかな?
「トヨタさん、なかなか、無理矢理やりまんな〜」って感じ〜。

ブロック内部のバリは、やはり新しいエンジンなので少なく精度も良いですね。でも気になるバリは削除して下さいね。ひどいものになると爪でひっかいただけでポロリッって欠けるバリ多数ありますので。軽くでいいので綺麗にして下さい。壁面に付いたバリは特に削除。
付着したOILもすんなりOILパンに落ちやすくなります。
(根性のある方は壁面砂落とし、鏡面加工して下さい。根性あるのみ。O/H時、OILパンめくったときに☆ピカリッ★と輝き玉手箱見たいですよ。経験談)

見ての通り7Kピストンです。(EFI仕様)思いっきり凹んでいます。凹み容積は約18ccでした。
キャブ仕様だと若干異なるかもしれません。ノーマル7K-Eは圧縮比は9.0今回は4K改ヘッド/面研仕様で約11.3になります。(ナンバー切ったら完全走行会仕様に☆変身★13.0まであげるか〜!!)
それとピストンはフルフローから圧入式に変更されています。悲しい〜。7Kコンロッドの肉圧から見ると、フルフロー加工しようと思うと、ちょっと厳しい?

コンロッド側面です。細いでしょ。あの評判の悪い?AE111 20Vコンロッドとほとんど同じ細さです。材質も同じですね。
全体的にAE111用が少し長くなった感じですね。軽量、,精度、材質強度UPになったのは良いのですが、あまりにも首が細いので心配です。ちなみにAE111用はハイカム仕様圧縮比11後半だと確実にコンロッド曲がります。以前、圧縮比12仕様で4速7000回転慣らし中に4本すべて九の字に曲がりました。今はJUNクロモリタイプをぶち込んだので、ビンビン9000回転OKです。
「やはり良いものは良いっ!!」こんなばかばかしい経験があるのであえて、圧縮比は11前半にしました。(これ以上だとピストンもやばいしね)

] コンロッドキャップ部です。
コンロッドボルトは、ナット締めでなくボルト締めに変更されています。当然、角度締め方式に変更になっています。
ピストン/コンロッド重量合わせをしたのですが、元々ノーマル時の誤差は2g(ピストン/コンロッド組み付け状態にて)これを0.5g以内に合わせました。しかし、余計なぜい肉がないのであまり削るヶ所がありません。余計な研磨、軽量加工はタブーですね。
でも、誤差2gってのは、昔に比べたら少なくなりましたね。4AGなんか平気で10g近く誤差有りますからね

7Kクランクです。
第一問の答えで〜す。見ての通りフルカウンタータイプに変更されていますね。これはラッキーです。花○です〜!!
精度も良く曲がり0。ついでにダイナミックバランスしちゃいました。もち、ジャーナル部ラッピンング/ピカールピカピカ仕様です。ラッピングは、めんどくさいですが、是非行って下さい。軽くクランク回りますよ〜。メタルの余計な減りも少なく済みます。輝くクランク。気持ちいいですよ。

次回はオイルパンです。
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